測定ゲージと検査測定

一般に、生産工程における最終検査・工程内検査での製品の合否は測定機器を用いて判断が行われます。しかし、一般の測定器を用いた場合、検査作業者の技能レベルによって作業スピードや検査品質にはバラつきが生じてしまいます。
一方で、ゲージを用いた場合においては、“だれでも”、“早く”、“簡単に”、“正確に”製品が検査項目を充たしているか測定が可能となります。これは、測定ゲージの特性としてワークに沿わせて形状や精度を検証することができる為であり、高精度な量産品の検査工程においては生産性向上(検査工程における効率化)の面で有効な検査具であると言えます。

測定ゲージ.comのゲージ
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数十万を超える数多くの製作実績

ゲージの設計・製作は、検査対象となるワークに対して必要となる検査項目を洗い出す所から始まります。簡単な測定の場合には、洗い出しも簡単ではありますが、複雑な製品となるほど測定項目が漏れる場合があり、洗い出しを行う工程が非常に重要となります。また、検査項目が明らかとなった後にも、測定項目に対して必要となる測定ゲージの提案が必要となるので、設計製作担当者の技能と経験が必要となります。
測定ゲージ.comではこれまでに数多くの設計・製作実績を保有し、その数は数十万を超えています。これらゲージの設計・製作工程で蓄積されたノウハウがあることで、無駄がなく・操作性に優れた測定ゲージの提案が可能となっています。

創業以来90年超の長い歴史により、数十万を超えるこれまでの加工実績
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5名のゲージ専門設計技能士が在籍

測定ゲージ.comでは5名のゲージ設計技能士が在籍しており、総型ゲージ(設置型ゲージもしくは複合ゲージ)の設計・製作を得意としています。総型ゲージとはお客様のワークに合わせた専用の検査具のことを言い、 主に量産部品の工程内検査・受入検査に用います。人的誤差が危惧される汎用測定器とは異なり、ワークごとの専用測定器であるので検査工数削減に加え、検査不良の発生を防ぐことができます。“形状が複雑”で検査工程がわからない、“3次元測定機で計測したが、誤差が生じている”といった検査ワークには、最適な検査対象物と検査環境に合わせた測定ゲージの設計・製作提案を行います。

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