用語解説

測定ゲージ.comでは、ブロックゲージやネジゲージなどの単体ゲージに加え、総型ゲージと呼ばれる製品の提供を得意としてます。

総型ゲージとは、ひとつのゲージで複数の項目に対する測定・検査が可能となるゲージ製品を指します。お客様のワークに合わせて専用で製作を行う検査具のことを言います。 主に、量産部品の工程内検査・受入検査に用います。汎用測定器(三次元測定器)ではなく専用測定器なので、検査において工数削減に大きな力を発揮します。当社では、この総型ゲージの加工を本業としており、加工実績は多数ございます。

具体的にどのようなゲージがあるかというと、

  • カバーゲージ
    • 自動車のエンジン回りや冷却周りで使用するカバー部品にはねじ止めが必要となる為に、複数の穴加工部が存在します。この穴加工は、位置はどこでもよいというものではなく、各穴位置のピッチ間の距離の指定とピッチ間の公差指定がある等、非常に厳しい検査工程を必要とします。そのような場合に、このカバーゲージを用いると測定器を用いなくても測定ができるので検査効率が上がり、作業性の向上によるリードタイム短縮などが可能となります。
  • ギアゲージ
    • こちらも自動車等で多様されるゲージ品でギアの測定を行う際に使用するゲージです。ゲージの特徴としては、その歯の間隔と中心位置の同軸度が高い精度が求められます。一般的には、測定器を用いて、指定通りの寸法公差、幾何公差内に収まっているか測定を行いますが、作業に時間がかかる上、測定作業者による作業者誤差が発生するので、歩留まりも悪い結果となります。そこで、ギア専用のゲージを設計製作し、使用します。これにより作業効率が向上し、品質面でも高い精度の保証が可能です。

気になる方は、是非一度お問い合わせください。