用語解説

面の輪郭度とは、JIS規格において「理論的に正確な寸法によって定められた幾何学的輪郭からの面の輪郭のズレを大きさ」と定義づけられています。具体的には単純な平面ではなく曲率が変化しているような複雑な面において問われる測定項目で、図面指示通りにできているのかを判断する為に用いられます。線の輪郭度というものもありますが、面の輪郭度の場合には指定の曲面全体が測定対象となります。

 

測定ゲージ.comが提供している面輪郭測定の為のゲージ製品

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カバー部品の輪郭度測定用ゲージ

こちらの製品は、面の輪郭度を測定する為のゲージ製品で、特徴として、内径の振れ精度を測定するように設計が行われています。

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ピンを内径部分で滑らせることにより測定を行っている。

形状が異形であることから、測定が非常に難しく、作業者がより効率良く測定ができるように、設計が求められていました。そこで、写真のようにワークをセットし、先ほどの写真にある黒い棒を”くるくる”と回転させることで、内径の輪郭部分を測定することができ、測定技能に精通していない作業者でも効率よく測定が可能となっています。

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